国によって異なる文字サイズの単位

日本の活版印刷では、文字の大きさに号数を用いられることが多くあります。
号数活字の大きさの関係は、初-二-五-八、一-四-七、三-六の三系統に分かれているといわれます。
数字が大きくなるごとに2分の1ずつ小さなサイズになります。

明治時代に入り、ポイント活字の普及があった頃から、日本でもポイントが使われるようになりました。
しかしポイント単位にも世界各地でばらつきがあり統一されていませんでした。

活字が開発されたヨーロッパでは、ディドー・ポイントや、フルエニ・ポイントがあります。
アメリカではパイカという単位を用いています。
パイカ(pica=12ポイント)は、0.3514mmで日本の印刷業界でもJIS規格によってこちらが使われるようになりました。
しかし、日本の活字ではパイカでは大きすぎるとされ、一回り小さなスモール・パイカ(small pica=11ポイント)を五号サイズとし基準にされてきました。

日本の号数とポイントの大まかな相当値は次のような感じです。

  • 初号サイズー約42ポイント
  • 一号サイズー約24ポイント
  • 二号サイズー約22ポイント
  • 三号サイズー約16ポイント
  • 四号サイズー約13.75ポイント
  • 五号サイズー約10.5ポイント
  • 六号サイズー約8ポイント
  • 八号サイズー約4ポイント

号数活字

本文などに用いられる標準な五号サイズー10.5ポイントは、現在でも多くのワープロソフトの標準文字サイズとしてデフォルトで採用されています。

日本では号数の他に級数を使われていることもあります。
級数はメートル法で表すと1級が0.25mmである事から、1ミリの4分の1(=Quarter)から名付けられたとされ「Q」で表されたりもします。

ヨーロッパやアメリカでは、ふりがなに使用する文字サイズは、活字の大きさに宝石の名前をあてて呼ばれていました。

  • 4.5ポイントーダイヤモンド
  • 5.0ポイントーパール
  • 5.5ポイントールビー
  • 6.5ポイントーエメラルド

日本では、本文には標準サイズとして五号が使われ、ふりがなには七号が使われていました。
七号サイズは5.5ポイントに近いため、ふりがなのことを「ルビ」と呼ぶようになったそうです。