活版以外の印刷の種類

印刷技術イメージ

活字を用いて版を作り印刷する手法以外にもたくさんの印刷技術があります。
江戸時代には一枚の木の板に文章や絵を堀り、それを版にして印刷をする木版印刷があります。
版に絵の具や墨などを塗り、あてがった紙に馬楝と呼ぶもので擦って印刷します。
金属活字に比べ木版のほうが自由度も高く効率的だったことから広く普及したようです。

写真植字は文字を印画紙やフィルムに印して版を制作します。
活版印刷にくらべ、文字のサイズを用意する必要がなく、ひとつの文字サイズのネガをレンズで拡大縮小、変形させて印字します。
テレビ放送用のテロップの版下として用いられています。

印刷プリンターイメージ

プリンターはコンピューターの普及により主流になりました。
コンピューターやワープロからの情報を出力する装置として利用されていますが、出力の方式によって細かく区別されています。
印刷の方式として、大きくはインパクト方式とノンインパクト方式があります。
一昔前まではインパクト方式である、インクリボンを利用したドットインパクトプリンターが主流でしたが、
1980年代以降からはノンインパクト方式のインクジェットプリンターやレーザープリンターに切り替わっていきました。
現在、家庭用の小型なものとしてインクジェットプリンターが広く普及しています。
インクジェットは染色タイプと顔料タイプのインクを使い分け、インクを微粒化したものを射出して印刷をします。
使用する用紙にも違いがあります。
カラー印刷を行うことができ、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックを用いて印刷されます。

印刷カラーイメージ

レーザープリンターはインクジェットプリターと比べ、高速で普通紙や再生紙に対しても高品質な印刷が可能です。
しかし、消費電力や重量などが大きいため、業務用として普及しています。
インクジェット式のようにインクのにじみが無いため、高解像度での印刷に向いています。
インクジェット、レーザープリンターは共に、コピー機能やFAXの機能を備えた複合機も登場するようになり、コストも抑えられてより普及するようになりました。

オフセット印刷は、印刷の版と紙が直接ふれることがない印刷方法です。
版につけられたインクをゴムなどの中間転写体に転写されたもの(オフセット)を紙などに印刷することからオフセット印刷と呼ばれています。
輪転機として用いられ大量に印刷をかける際に重宝されています。