印刷の始まりは活字印刷から

印刷歴史

印刷には長い歴史があるといわれています。
印刷は文字を活字として使用し、印刷したいものに転写することからはじまりました。
そのような手法を活版印刷と呼び、古くから利用されてきました。

活版印刷とは、活字を使って組み合わせを変えて作る版で印刷をすることです。 鉛版や線画を使っ凸版・樹脂版などの印刷を含めて活版刷りといわれます。
簡単にいうとハンコも活版印刷を使ったしくみと言えますね。
そういえば、小学校の図工の授業で習ったことを思い出しました。

活版印刷歴史イメージ

活版印刷の歴史は古く、日本では8世紀頃のものが最古として発見されているそうです。
印刷に使われる活字自体は、もっと古くから存在していたようですね。
しかし、中国や日本では漢字文化なので、使用する活字は膨大な量となります。
ヨーロッパや欧米などではアルファベット26字、数字10個のみなので大文字、小文字あわせてもその数は知れています。
江戸時代に入ってからは木版による印刷技術が盛んになり需要も増えていきました。

活版印刷をする行程は、はじめに印刷しようと思う原稿と、印刷するのに必要な分だけ活字を用意します。
和文の場合は、文字の数が膨大なため、あらかじめ使用する活字を選定しておき、適切な活字を原稿にしたがって並べます。
文字ごとの大きさが違うものでも数千種類ある中から適切な物を選ぶ必要があるため、高度な技術を要します。
そうして、版全体が組み上がればバラバラにならないよう固定し、試し刷りを行います。
試し刷りで間違いが無ければ印刷機に取り付けて印刷をかけます。
印刷が終わったあとは、活字についたインクを落とし、版をバラバラにして片付けます。

印刷レトロイメージ

活版印刷に使われる機械は今となっては、何ともアナログでレトロな雰囲気があり、独特な味わいを感じられます。
印刷物にも独特な風合いがあり、手作り感などが楽しめます。デジタル印刷が主流となっている近年でも、密かな人気を集めていたりと、古き良き時代の産物を愛する人たちに大切にされているようですね。

最近では活版印刷の魅力を伝えるために、ワークショップが開催されていたりもするようで身近に感じることができます。
歴史のある活版印刷ですが、長年印刷の業界を支えてきた技術でもあり、これからも大切にされて欲しいと思います。